社内SE

【社内SEは楽しい?】社内SEのやりがいについて考えてみた

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こんにちは、ショウイチです!

今回は社内SEの『楽しさ』『やりがい』がテーマです。

私は新卒でSIerに入社し、インフラエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。その後、WEBサイトを運営する会社に転職をし、サービス側のインフラエンジニアを経験しました。

3社目から社内SEにキャリアチェンジをして、4社目、5社目も社内SEとしてのキャリアを歩んでいます。社内SEになって5年以上が経ちましたが、やればやるほど楽しい職種ですし、やりがいも感じるようになりました。

一方でまだまだ世間での社内SEの評判が高くなく、あまり人気のない職種であることを残念に感じています。

この記事では、社内SEの楽しさややりがいについて自分の経験や考えを整理してまとめてみました。社内SE、情シスに興味がある方の気づきになれば幸いです。

インフラエンジニアと社内SEの違いからみる やりがいとは

私は1社目、2社目とインフラエンジニアを経験し、3社目以降はすべて社内SEとして転職をしています。この経験の中で感じたインフラエンジニアと社内SEの違いは以下の通りです。

  1. 提供しているシステムやサービスのエンドユーザーが違う
  2. プロジェクトや業務での役割範囲が違う

①提供しているシステムやサービスのエンドユーザーが違う

インフラエンジニアが提供しているシステムやサービスのエンドユーザーは顧客になります。サービスの種類にもよりますが顧客と直接コミュニケーションをとる場面はほぼ無いと思います。

エンドユーザーとのやり取りが無いインフラエンジニアでは新たにシステムを導入したり、サーバーを増強してもエンドユーザーから感謝されることはほぼありません。

社内SEが提供しているシステムやサービスのエンドユーザーは従業員になります。従業員と社内SEだと直接チャットなどで連絡が来る場合もありますし、問い合わせのワークフローなどでコミュニケーションをとることもあります。

もちろん相手にもよりますが、新たなシステムを導入したり、問い合わせに対して対応するとエンドユーザー(従業員)から直接感謝をもらうことが出来ます。

この感謝をもらえることが社内SEのやりがいであり、メリットであると自分は感じています。

②プロジェクトや業務での役割範囲が違う

プロジェクトなどで担う役割にも違いがあります。

インフラエンジニアであれば、システムのインフラ部分を担当します。サーバー、ネットワーク、DB、監視、バックアップなどが作業範囲です。インフラエンジニアが環境やサーバーなどの基盤を用意し、そのあと受けてアプリケーションエンジニアがサーバーにサービスを構築していきます。

社内SEはプロジェクトの全てを担当することがほとんどです。インフラエンジニアの担当範囲からアプリケーションエンジニアの担当範囲も一手に引き受けます。それだけではなく要件定義なども行うので、プロジェクトを一気通貫で担当することが出来ます。

全てのフェーズを担当することができることで、ジェネラリストとしてのキャリアを歩むことが出来ます

私もインフラエンジニアの時にはサーバー構築、監視、運用設計などを日々担当していたので、その部分については詳しくなり、実績を積むことが出来ましたが、ネットワークやアプリケーションなどは別のチームの役割だったので、内容の理解はありましたが、実際にネットワーク機器を構築したり、運用したりすることはありませんでした。

社内SEになった後は、社内システム、社内ネットワーク全てが担当なので、F/W(ファイアウォール)を構築したり、GAS(Google Apps Script)を使ってアプリケーションを作ったりと、知識や経験の幅を広げることが出来ました。

社内SEのイメージとのギャップ

私が社内SEになる前のイメージは以下の通りです。

  1. 目立たず、地味な職種
  2. あまり忙しくはない(残業が少ない)
  3. エンジニアの中では給与が安い

①目立たず、地味な職種

これはまったくの見当違いでした。目立たないどころかPCや社内システムでわからないことがあったら社内SEに相談するのが会社全体に浸透していて、とても頼りにされている職場がほとんどでした。

また、地味かと思っていましたが、むしろホスピタリティが強く、ITとPMの基礎があり、コミュニケーション力も一般的なエンジニアに比べて高く、どんなプロジェクトでも上手く立ち回れる方が多いので、エンジニアの中でも明るくて話好きな人が多いです。

②あまり忙しくはない(残業が少ない)

会社によっても差はありますが、比較的に残業が少ない職種です。

インフラエンジニアであればサービスのリリースに合わせて環境を用意する必要があるので、どうしても納期に間に合わせるためにプロジェクトの終盤で残業が増えてくることが多いのですが、社内SEのシステムリリースはサービスに関係が無い(影響が無い)ので無理にスケジュールを間に合わせる必要がなく、むしろユーザー影響を与えないように慎重に準備を行い、リリースをするので残業が多くならない傾向であると考えられます。

③ITエンジニアの中では年収が安い

エンジニアの職種の平均年収を調べてみた結果が以下になります。

ITエンジニア 498万円
社内SE 498万円
インフラエンジニア 546万円
アプリエンジニア 549万円
Webエンジニア 597万円
Webプログラマー 430万円

参照元:求人ボックス

どうでしょうか?インフラエンジニア、アプリエンジニア、Webエンジニアよりは安いですが、Webプログラマーよりは高くITエンジニア職のなかでも真ん中くらいの年収であることがわかりました。

決して年収が高いとは言えませんが、ITエンジニア自体が他の職種よりも年収が高いので年収が安い職種ではないと言えます。

感謝されることの喜び

仕事に対するやりがいや楽しさは人それぞれ違いますが、私が思う社内SEの1番のやりがいは『感謝される』ことだと思っています。

今はマネージャーをしているので直接ユーザーとやり取りすることは少ないのですが、たまに問い合わせ対応を行うと、解決した時に「ありがとう」「助かりました」と感謝の言葉をもらえることがあります。感謝されることは素直に嬉しいですし、また困ったことがあったら問い合わせしてくださいといった前向きな気持ちになれます。

実際は大したことをしていないのですが、困っているユーザーからすると本当に助かったと感じているのでWIN-WINですね。

もちろん問い合わせ対応(ヘルプデスク)だけではエンジニアとして大事な技術を使って課題を解決することにはつながらないので、問い合わせ対応で悩みやを解決してあげつつ、IT技術で社内の効率の悪い業務を改善したり、利便性の高いシステムを導入してEmployee Experience(従業員体験)を向上させることも大事ですね。

まとめ

今回は私が今まで経験したことや感じたことから社内SEの楽しさ、やりがいについてをご紹介しました。

エンジニアの方で今の職務にやりがいや楽しさを見いだせない方もいるかもしれませんが、私もやりがいや楽しさに気づいたのはエンジニアになって10年経った頃だったので焦る必要はありません。

まだ楽しいと感じる場面に出会っていないのかもしれませんし、今の職種が合ってないのかもしれません。

本記事が社内SE、情シスに興味がある方の参考になれば幸いです。

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