社内SE

【令和版】これからの社内SEに必要なスキル

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こんにちは、ショウイチです!

社内SEに興味はあるが、入社対応(PC構築、アカウント発行)やヘルプデスク以外にどんな業務があるかわからず

  • どんな経験を積んでいると有利なのか?
  • 勉強しないといけないスキルは何なのか?
  • 自分の今までの業務経験で通用するのか?
  • 今後どのような知識や経験が求められるのか?

こんな悩みを抱えている人はいませんか?

この記事では、大手Web企業の社内SEを複数経験している自身の経験から令和時代の社内SEに最も必要なスキルを解説していきます。

入社対応とヘルプデスクだけではない?意外と多い社内SEの業務内容

まずは社内SEの業務内容を確認していきましょう。
大きく分けると以下の4つに分類されます。

  • 入社対応
  • ヘルプデスク
  • 社内システム
  • 開発・導入

入社対応とヘルプデスクは企業に勤めている方であればお世話になったことがあると思いますのでイメージできますが、その他にも社内で利用するシステムの構築・保守・運用や1からスクラッチでシステムを開発することも社内SEの仕事になります。

以下の記事に各業務の詳細をまとめています。

企業存続に欠かせない社内SEの仕事内容とは? こんにちは、ショウイチです! 社内SEと聞いて企業に勤めている方であれば、業務の内容を知っている方もい...

これらの仕事内容から必要になるスキルをまとめたものが以下になります。

入社対応

  • Windows、Macなどのデバイス知識
  • キッティング自動化の仕組み
  • ユーザ プロビジョニングの知識

PCのセットアップをするのでWindows、Macの知識は必須になります。色々な設定やアプリをインストールするので何故その設定やアプリを入れているかの理解が必要です。

また、入社対応ではキッティングの自動化ユーザ プロビジョニングの知識が最も重要です。今までは1台1台手作業で構築するのが一般的でしたが1台ずつ構築するのは時間がかかりすぎることや、手作業ではミスが発生する可能性があるので自動で構築する仕組みを作り上げることが求められています。また、アカウントの作成も同様に自動的にユーザーが作成される仕組みを作り上げることが求められています。

ヘルプデスク

  • 幅広いIT知識と製品知識
  • 潜在的な課題を見つけるヒアリング能力
  • 業務の効率化

ヘルプデスクは社内で利用しているPCやシステムに関する問い合わせが来るので、幅広い知識が必要です。また表面的な課題を解決するだけでなく、ヒアリングをするなかで潜在的な課題を見つけ出し、根本的な問題を解決することも求めれています。根本的な問題を解決しないと問い合わせの数が減らず、ユーザー側にも問い合わせをする手間をかけてしまうからです。

従業員が多い企業では問い合わせの数も多いので、RPAやAIを活用してFAQシステムを導入している企業も多くあります。ただ自動化して問い合わせ対応を減らすだけではなく、問い合わせの数や傾向を測定することで根本的な問題を解決したり、ユーザーの反応や解決までのプロセスを学習することで、問題解決率を高めていくことで業務を効率化することも重要です。

社内システム

  • サーバーやネットワークの知識
  • システム(サービス)の知識
  • プログラミングスキル
  • 監視の知識

クラウドかオンプレミスどちらかのみのスキルを求められるのではなく、ハイブリッドクラウド環境が多い現在では両方のスキルを求められることがほとんどです。(ITベンチャーですべてクラウドの企業もあるにはあります)また、社内のネットワークはもちろん、事業部側が用意している環境とのネットワーク接続も対応範囲内です。無線での接続が主流な現在では無線の知識を必要です。拠点が多い企業では拠点間の接続などの設計をする能力が求められます。

Saasサービスを利用している企業も多く、サービスの理解も必要です。以下の統計を見てもわかるようにOffice365、OneDrive、Teams、Skypeなどは導入率が高いので知識があるとどの企業でも活かせます。もちろん企業によって導入しているSaasサービスはまちまちなので必ずしも導入しているサービスの知識が必要というよりはあれば尚可というイメージです。

引用元:HENNGE – 導入している/導入を検討しているSaasの分野

プログラミングのスキルも重要です。ただ開発・導入とは違い、1からアプリケーションを作るのではなく運用で利用する仕組みをバッチやシェルなどで作れることが出来れば問題ありません。

サービスのように24時間365日稼働をしてはいませんが、障害が発生した際に気づけるようにすること、障害の原因をある程度特定するためにも監視の知識を必要になります。今までの社内SEだとユーザーからの連絡で対応することで問題ありませんでしたが、リモートワークが増えてきた現在では現地にいなくても障害を検知でき、対応ができる体制を整えることも重要です。

開発・導入

  • 要件分析、要件定義の能力
  • プログラミングスキル

基幹システムなど社内で利用するシステムを開発するため、どのようなシステムが必要とされているか関係部署にヒアリングを行い、どのようにシステム化するのかを決めて設計する能力が必要になります。また設計に基づきプログラミングを行いますので、プログラミングの知識も必要です。

ここまであればSIerと変わりはありませんが、社内SEでは利用開始後も効果測定やユーザー利用状況を分析して更に便利なシステムに改修していくことも重要です。ベンダーよりもユーザーに近い立場で開発を行うので課題の把握や課題を見つけ出す能力が求められます。

コロナにより必要なスキルに変化が

コロナの影響によりリモートワークが増えたことで社内SEに求められるスキルに変化が発生しています。どのように変化があったかコロナ前とコロナ後の状況を振り返りながら解説していきます。

コロナ前

  • 営業など一部の人のみ社外から社内システムにアクセスする仕組みを用意
  • PCを社外に持ち出す場合は申請が必要
  • ヘルプデスクのある席に直接ユーザーが問い合わせにくる
  • 会議室やフリースペースでミーティングを行う

出社して働くことが当たりまえだったコロナ前では社内システムにアクセスできるのはIPアドレスで許可している社内からのみに制限している企業が多く、社外からアクセスするために一部のスマホや携帯のみアクセスを許可したり、社内からのアクセスと同じになるようにSSL-VPNのアカウントを払い出していることが一般的でした。

PCを社外に持ち出す際も申請が必要だったり、持ち出し用のPCを利用したりと社内で働くこと前提での設計が当たり前でした。また、問い合わせや会議なども対面で行うので会議室の空きが無いなどの問題も発生していました。

コロナ後

  • 営業など一部の人のみ社外から社内システムにアクセスする仕組みを用意
    自宅など社外からも社内システムにアクセスできる
  • PCを社外に持ち出す場合は申請が必要
    PCを自宅に持ち帰り、そのPCでリモートワークをする
  • ヘルプデスクのある席に直接ユーザーが問い合わせにくる
    物理的な対応ではなく、Zoomなどでヒアリングを行い対応
  • 会議室やフリースペースでミーティングを行う
    Zoomなどで非対面で会議やミーティングを行う

コロナの影響により働き方が変わったことにより、社内SEに求められる対応も大きく変化しました。コロナ感染のリスクを低減するためにリモートワークを推奨するうえで自宅からでもオフィスにいる状態と変わらない(同じパフォーマンスがだせる)環境をユーザーに提供することが求められています。

手段は色々あるのですが、自社のセキュリティレベルに合わせた方法を選定する必要があります。代表的な手段は以下の通りです。

  • SSL-VPN
  • CASB
  • EMM

引用元:ネットワークエンジニアとして – SSL –

SSL-VPNはSSL-VPNプロキシがSSL-VPNトンネルを作り、セキュアな通信を実現する技術です。あたかも社内のネットワークからつないでいるように振る舞うことができます。これにより社内にあるシステムなどにもアクセスが可能となります。社内システムをオンプレ環境に用意している企業が多く利用している技術です。

 

引用元:TechTargetジャパン

CASB(Cloud Access Security Broker)はユーザーとクラウドサービスの間にコントロールポイントを設けて、クラウドサービスの利用状況を可視化/制御する技術です。ユーザーの業務効率や利便性を損なわないように、一貫性のあるセキュリティポリシーを適用しながらクラウドサービスを利用できるようにすることが可能です。ベンチャーなどクラウドネイティブが進んでいる企業ではオンプレ環境が無くSaasサービスをメインに利用しているのでCASBを利用している企業が多いイメージです。

 

引用元:SmaBiz!

EMM(Enterprise Mobility Management)は企業から配布したモバイル端末を管理するMDM(Mobile Device Management)、モバイル端末のアプリケーションを管理するMAM(Mobile Application Management)、モバイル端末の情報を管理するMCM(Mobile Contents Management)などの機能を包括したモバイル端末を一元管理するためのシステムです。モバイル端末を管理することで情報漏洩を防いだり、ユーザーが業務で利用するアプリケーションを管理したり、許可したモバイル端末のみ社内システムへのアクセスを許可したりすることが可能です。複数の機能を包括しているので様々な要件に対応することができます。

上記の技術を利用し、セキュアな環境で自宅から業務ができる環境を提供する重要性が高まっています。特にCASBやEMMの経験や知見がある人を求めている企業がコロナ後に増えています。

もっと細かく知りたい人にオススメの情報収集はこれだ!

絶対数が少ない社内SEではインターネットでの情報も少なく、収集するのが大変です。私も色々と情報収集する方法を模索していたのですが、去年からは以下のやり方をメインに情報を収集しています。

情シスSlack

様々な会社の社内SEや情報システムで働いている方々が集まっているコミュニティーです。発足から1年でメンバー数が1350を超え、今は2500人の人が参加しています。(2020年10月時点)

こちらのSlackでは分野毎にチャンネルが分かれていて、「G Suite」「microsoft365」「network」「linux」などの技術チャンネルがあります。このチャンネル内でその技術に関するアップデートの情報や困っている課題に対する質問などが投稿され、日々熱い議論が交わされています。どこよりも情報が早く届くので、このコミュニティーに参加して、今どんな技術が流行っているのか、色々な企業のリアルな状況を知ることが出来ます。

社内SEのリアルを見てみたい方はチャンネルを運営されているyokoyamaさんの記事内にある招待リンクから参加してみてください。

 

 

 

引用元:note – 情シスSlackで幸せになった話

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